2度目の正直

1)1度目の杜撰なリフォーム

私が小学生の頃、これまで妹と共同部屋だったのを別々の部屋にするためリフォームをしたときのことです。何百万円も払い仕上がった部屋は、隅っこの床を見ると釘が飛び出し、両親の部屋に壁で区切って妹の部屋を作ったんですが、薄すぎる壁の素材で作られていて音は筒抜け状態。しまいには階段の壁紙は在庫がないからと、途中から全然違う壁紙が張られる始末でした。両親にあとから話を聞くと、夜19時を過ぎてもダラダラと仕事しているような業者で、数年後には会社は潰れていました。

2)2度目のフルリフォームでのちょっと憂鬱だった出来事

2度目は私が20歳のときに玄関の位置も変えるフルリフォームをした時の出来事です。リフォームを頼んだ会社は現在も定期的にメンテナンスにすぐ駆けつけてくれるいい業者さんと巡り合うことができました。リフォームの間、家に住めないので仮住まいのアパートに住むことになったんですが、当初予定していたアパートが業者側の手違いで契約することができず、とんでもないくらいのボロアパートに住むことになりました。妹とは久しぶりに同じ部屋で過ごすことになりました。布団を2枚敷くだけで足の踏み場がないほど狭かったので、家族間のプライベート時間はなかったです。部屋の雰囲気もどんよりしていたので、リフォームが終わる2か月間は憂鬱な時間を過ごしていました。

3)最強の実家

現在私は結婚しておりちびちゃん含めて家族3人でおんぼろ団地に住んでいます。私の実家からは車で5分程度と近く、ちびちゃん連れて1か月に2,3回ほど遊びに行きます。フルリフォームを終えて10年以上経ちますが、見た目も内装も綺麗のまま、お風呂もトイレも綺麗ですごくいい匂いのする実家は最強です。実家から自宅に帰ったときの団地の臭さにげんなりしていますが、いつか実家のような家ではなくても、団地から脱出するために貯金するぞー!っとモチベーションを持たせてくれる実家は、やはり最強です。

4)新築注文住宅の計画

現在、私たちは宇都宮で新築注文住宅を計画しています。団地からの脱出を目指し、少しずつでもいいから貯金をして、念願の自分たちだけの家を持つことが目標です。ひたすらなる、部屋の数や間取り、そして何よりも広い遊び場が欲しくなってきました。 実家のような綺麗なお風呂やトイレも憧れです。

私たちの理想の家は、シンプルで機能的、そして何より家族がくつろげる空間を重視したいと考えています。吹き抜けのリビング、家族全員が使える広々としたキッチン、自然光がたっぷり入る窓…そして何より、ちびちゃんと安心して遊べる広い庭。 そんな家を目指して、これからも一生懸命貯金をしようと思います。

また、リフォームの経験から学んだことも相談して、信頼できる業者を見つけることも大切にしたいと思います。 予算と希望をしっかり伝え、納得のいく家づくりをと考えています。

一見、大変なことばかりかも知れませんが、一応計画や目標があるため、日々の生活にも見合いが出てきます。そして、その全てが家族のため、自分たちのため 、貯金して、一日も早く自分たちだけの家に住むことができるように、これからも努力を続けていきます。