一人部屋にあこがれて

1.自分の部屋もない幼少期

実家は団地。兄弟4人が狭い部屋でざこ寝をするような環境で育ちました。

「いつかは俺も広くて大きな部屋で一人で寝るんだ!」

物心がついたころから、こんな夢をもっていたのです。

2.こんなにたくさんの家が見られるなんて

そんな私が昔から好きだったのが、モデルハウスが建ち並ぶ住宅展示場です。

子どものころは、敷地に足を踏み入れるだけでドキドキ。場違いだなという申し訳なさと、きれいな家がたくさんある別世界のような光景に、ワクワクと心をときめかせていました。

「絶対に大きな家に住んで、大きな部屋で寝るんだ!」

その決意を新たにしたことを覚えています。

3.かならず夢をかなえる

時がたち、結婚して子どもが生まれました。

「モデルハウスを見に行かないか?」

妻は驚きつつも、私の夢を知っていることもあり、こころよくOK。

今は、私たち家族はアパート暮らしです。

上尾市で新築注文住宅を購入するためにがんばった貯金。そろそろ家に手が届く金額が見えてきています。

「パパ、あたらしいおうちにぼくのおへやはある?」

幼い息子が無邪気に聞いてきました。

「当たり前じゃないか。だってそれがパパの夢だから。」

「自分の大きな部屋を持つ」という夢は、いつしか「家族と楽しく暮らせる家を持つ」に変わりました。

その夢がもうすぐかなえられそうで、子供のようにワクワクしながら今モデルハウスめぐりをしています。