昔から家に興味がありませんでした。

 ボロボロの家に住んでいれば、素敵なお家に憧れるものですが、わたしは違いました。適度に散らかっている家が最高だと思って生きてきました。

田舎に嫁ぐことになったわたし

 夫と都会で知り合いながらも、夫の勤務先である田舎に暮らすことになりました。田舎では賃貸が安いと勝手に思い込んでいたのですが、それは間違いでした。家賃の高さと、生活音がうるさい理由で下の階から「上ドン」されてしまい、家を建てることになりました。

 まさかわたしが注文住宅を建てるとは

 美濃加茂で新築注文住宅の醍醐味は、壁紙ひとつ、ドアノブひとつにしても家族で決定でき、自分らしさを表すことができる点です。ですが、わたしのように、住宅を建てることに興味がなく、壁紙ひとつから選択していくのが面倒と感じる人もいるかもしれません。

 わたしは当時妊娠しており、軽いつわりがありました。ですが、工務店の方に一番人気を聞いて乗り切る方法で選択していきました。一番人気は間違いありません。そして、こんなこだわりのないわたしですが、お風呂の脱衣所に全衣服を収納できるように工夫しました。面倒くさがりな人ほど、効率よく暮らせるように工夫できる点が注文住宅のとっても良いところです。